ホシニジ。

この素晴らしい世界でほら、君のことを見つけた。

『復活LOVE』レビュー

こんなに恵まれた嵐の楽曲がかつてあったでしょうか…。ある日のお昼にTLを駆け巡った「作曲:山下達郎、作詞:竹内まりや」の文字。

さあ、本日24日はそんな豪華すぎる『復活LOVE』のリリース日ですね!はじめてレコメンで聞いた日から、一目惚れならぬ一耳惚れしてました!

1. 復活LOVE

素晴らしい。もう、その一言に尽きます!

イントロのギターのカッティングに始まり、広がるストリングスやトランペットの音。90年代の音楽のようなすこしレトロなメロディー。曲中には緩急がきっちりつけられていて、サビ前の音階が上がっていくところが、さすが達郎さん。なにより、流れるように響くベースの音が、聞いてて本当に心地いい!カラオケバージョンを聞きたいがために通常盤も買い足しました(笑)

歌詞カードを見なくても、聞いているだけでその情景が浮かぶ歌詞。いい大人が恋人を失った後悔と、すがるような恋人への想い。すごくドラマチックな言葉がたくさん。

やはり、最高の夫婦ですね。こんな素敵な曲を作り出せるなんて…。

嵐の歌唱力も5年前に比べたら、全員格段に上がっていて、楽曲に深みと艶が生まれる。特に、ラストの大野さんの「“My love, はなさないよ”」の艶っぽさと美しさといったら…!また、嵐のA面にはめずらしくセリフがありますね。潤くんの「I miss you」は予想できたけど、まさか相葉さんが「おかえり」を言っているとは!しかもオーディション形式だったらしいので、他の人のセリフも聞いてみたい。潤くんの下ハモも安定。サビのユニゾンなんて言うまでもなく最高です。

PVはね、これまた最高だよね。映画みたいなクオリティーだからずっと見てたい。ワンカットで流れるような場面。そこにとーまが映ってるなんて!!黄金期担な私は泣いています!「Love together, hold together! 世界は僕らを待っているはずさ」と元気に歌い踊っていたあの子たちが、スーツ着て飛び跳ねもせず整然とカメラに向かう日が来るなんて誰が想像したでしょう…(号泣)去年、とーまのドラマに曲あげたから、今度はそのお返しね、って話ができすぎてる。嵐もさることながら、とーまがとにかくかっこいい!!かっこいいよ!とーま!!だけどね、今回のグランプリは満場一致でエスカレーターに乗ってる翔さんでした。顔が綺麗すぎる。

トークの内容は、思ったよりも内輪な話をしていてなんだか嵐らしくてほっとしました。お願いだから6月にコンサートやったげて。

メイキングの楽しさすごかったね!特にワンショットの撮影は、壮大なかくれんぼしてるみたいで、見ているこっちも楽しい(笑)あんな綺麗な映像の裏には、過酷な(?)舞台裏があったんですね。案の定、嵐にいじられるとーま。ただ、ここでも名前が出てくる風ぽんはさすがすぎますね(笑)

嵐史上、PARADOXに並ぶほどのPVのクオリティーと、近年稀にみる豪華なメイキング。さらに楽曲のよさは言うまでもないので、買って損はないです!絶対に!むしろ安いくらいです!

2. affection

こちらも少々レトロさが漂う楽曲。なんだか映画の主題歌のように壮大だけど、全体を通してずっと優しい。うまく言えないけど、夏に降る天気雨のような雰囲気。たしかな美しさ。

3. 愛のCollection

さっきのが夏のイメージならば、この曲は春のイメージ。AメロBメロは印象的で美しいのに、サビは現実的で都会的。春の表参道を白いワンピースに身を包みながら闊歩する女性が思い浮かびます(主観の塊)!メロディーがずっと綺麗。

4. Bang Bang

歌詞カードをさらっと見て驚愕。お、大人!聞いてみると、なんていうの?こういうの。ブロードウェイ?とにかく黒いハット被ってタキシード着てステッキ持って踊ってほしい!どちらかというとコンサートというよりは舞台っぽい。新境地ですね。

5. Are you ready now?

このシングルの中では一番嵐っぽい。コーラスの分厚さがすごい。都会的ですね。これからの季節にぴったり。

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『復活LOVE』は言うまでもなく、カップリングもここぞとばかりにクオリティーが全部高い。先日、達郎さんがご自身のラジオで「嵐の楽制作陣はみんなクオリティーが高い」とおっしゃってくれましたが、まさにそれがストレートに表れたのではないのかなーと思います。

私はKinKi Kids兄さんの硝子の少年が大っ好きなので、第一報受けたときは文字通り飛び跳ねました。嵐は比較的、ビッグネームによる楽曲提供には恵まれていないグループなので、今回で「恵まれすぎていいの…?」と軽くパニックになりました(ビッグネームがすべてではなく、嵐のクリエイターさんたちの曲は常にクオリティーが高いんですけどね)。

この贅沢さにテンションが上がっているのは潤くんだけでなく、ファンも同じですよ。