2019年9月15日。
結成20周年おめでとうございます。
20年前、全員が未成年でギラギラしてる人もいればポヤポヤしてる人もいたバラバラだった5人。突然集められた5人。同じクラスだったとしても絶対同じグループにはならなかったであろう5人。
今日この日まで、5人でいてくれることを選び続けてくれてありがとう。
私は昔のあなたたちをよく知りません。だって、結成当時は2歳だったから。でも、いろいろな人から聞くあなたたちの昔話は、苦しいことも辛いことも悲しいことも、もちろん楽しいこともたくさんあったんだろうなって思います。
私がファンになったばかりの10年前、「10年ってどんな気持ちなんだろう」と思っていました。こんな気持ちなんですね。さすがに20年の重みはわかりませんが。
この20年、たくさんの出会いがあって、別れがあって、たくさん得て、たくさん失ったんでしょうね。
性格も考え方もバラバラな5人が、最初はアイドルという仕事のために結束を求められた。それがいつしか家族のような強い結びつきに変わっていた。並大抵の努力ではないと思います。いつか翔ちゃんが言っていた“遠慮と我慢”が上手な5人で、それができるのは5人とも優しくて他のメンバーを思いやれる5人だからなんだと思います。
グループとしての方向性、5人の絆、それを重ね合わせるために交わした言葉の数はこの20年でどれほどなんでしょう。もうきっと、世界中にあるあらゆるノートを使っても足りないくらいの言葉を交わしたんでしょうね。私はそうやってちゃんと言葉を交わしあえるあなたたちが好きです。言わなきゃ何も伝わらないもんね。
地下にあるスタジオで布団敷いてパジャマ着てうだうだしてた時期から、あのでっかい国立競技場で畳1畳くらいの狭い距離にみんなで集まってなんかわちゃわちゃやってる。どんなに規模が大きくなったって、変わらない5人が好きです。
どんな作品に出ても、どんなバラエティをやっていても、私は5人の最大の武器はコンサートだと思ってます。私の知らないアリーナツアーの時代から、いまやってる5×20ツアーまで。あなたたちは常に“どれだけファンの人に近づけるか”“どれだけファンの人と一緒に楽しめるか”を一番に考えてくれる人たちなんだなと感じています。その最たるものがムービングステージであり、完全制御ペンライトなんだと思っています。
ありがたいことに今までたくさんの人のコンサートに行ったことがありますが、私の中で世界で一番のコンサートはずっと揺るがずあなたたたのコンサートです。あなたたちのコンサートに行くと「生きててよかった」と心から思います。本当に、あんな素晴らしい世界をありがとう。
ここからは少し自分の話をさせてください。
私は、中学生という人生の価値観の土台を築く時期に5人を好きになりました。だから、良くも悪くも私の価値観の根幹はすべてあなたたちによってつくられてしまいました。“何事も楽しむ”“仲間を大切にする”良いこともたくさんありました。でも、なによりも5人を優先してしまって他がおざなりになったりと悪いこともありました。『嵐のために生きてほしくない』というにのちゃんの言葉の意味が最近ようやくわかるようになってきました。
でも、仲のいい人から軽くいじめられていて人を信じられなくなりかけていた私を、今ではこんなにポジティブに明るく変えてくれたのも、こんなにいろいろなことに興味を持って行動的に変えてくれたのも、ちょっと無理そうなことに勇気を出してチャレンジできるようになったのも、全部、5人に出会ったからです。
私の人生は5人に出会って変わりました。
良い方に変わったのか、悪い方に変わったのか、それは死ぬ時にしかわからないけど。でも、22年生きてきて今の時点ではとても良い方に変わったと思っています。
だって、5人に出会ってなかったら、両親を安心させられるような今の仕事にはついていなかったし、そもそも大学だって行っていたかどうかもわからなかった。毎日一生懸命仕事してる理由もなかっただろうし、こんなに友達もいなかった。Twitterでも距離を超えていろいろな人とつなげてくれたし、今でも仲がいい高校の友達にも出会えてなかった。
なにより、人生がこんなに楽しくなかったと思う。
私の人生はもうあなたたち5人なしでは語れません。
私にはあなたたちからもらった大切にしている言葉がいくつかあります。
『楽しいから笑うんじゃなくて、笑っていれば楽しいことがあるかなって』
この言葉のおかげで、本当に楽しいことがたくさん増えたような気がします。
最初の頃はただのおバカさんかなって思っていたけど、あの笑顔の裏で計り知れないほどの努力と悔しさと悲しみを乗り越えてきたんだなって、笑った時に見える目尻のしわに感じるようになりました。でも、どんなにかっこよくなっても、どんなに大人になっても、あなたは太陽だから。いつまでも5人の行く先をその笑顔で照らしていてね、相葉さん。
『たぶん一生満足はしないと思う。満足したら終わりじゃん』
私の好奇心・向上心が止まらないのはこの言葉のおかげです。
最初見た時はクールでギラギラしててちょっと怖かったけど。最近はもうひたすらかわいいね。なんか、そこに一緒に歩んだ年月を勝手に感じてしまってほっこりします。誰よりも私たちファンと自分たちのことを考えてくれる。一切妥協は許さない。その頑固でわがままな姿勢でもっともっと私に素敵な景色を見せてください、潤くん。
『嵐のために生きてほしくない』
わかっていたけど、私にとってはとても難しいこの言葉。お金も時間も全部5人のために使いたい。でも、そんなことよりもっと自分を大切にしなきゃダメ。わかっているんだけどな。まだちょっと私には難しいよ。やっぱりずっと5人に寄りかかりながら生きていくほうが楽だから。でも、ちゃんとひとり立ちしなきゃだね。
最初見たときからずっと可愛くて器用で。でも、ここまで捻くれてるとは思わなかったけど。客観的な自分に対する言葉は、厳しければ厳しいほどあなたの愛が大きい証だと思っています。きっと誰よりも他の4人しかいない人で、自分の存在意義がそこにさえあればいいと思ってる、そんな根本のマイナスな考え方は昔から変わってないなって思います。でも、ちゃんとあなたの愛はこっちまで届いているから。これからもたくさんの愛を、にのちゃん。
『目の前のことを頑張れないやつに、何が頑張れんだ』
受験、就活、くじけそうになったときに何度も何度も救われたこの言葉。
最初見たときは、のほほんとしてて、よくわからない不思議な人でした。でも、誰よりも歌とダンスが上手くて、なんかもうもったいないくらいに才能に愛されてしまった人。いついなくなるかわからない雰囲気で、でも頑固に、強烈に他の4人を包み込んでる。いつの日だって。あぁ、この人がリーダーでよかったな、って今まで何回思ったかな。5人のあの空気感はリーダーがあなただからだよ。これからも揺るがない根幹であってください、大野さん。
『夢は見るためじゃなくて、叶えるために見ようと思います』『自由を手に入れる代わりに責任を負わなきゃいけない』『もっと頑張ってください。大丈夫、そんなもんじゃ死なないから』『やらない後悔よりやって後悔したほうがいいじゃん』
私の人生の指針。
厳しさはこの人から教わった。
最初見たときは、ただひたすらに顔がかっこよくて。頭良くて、かっこよくて、かわいくて。“生きていく上で大切なこと”をたくさんたくさん教わった。大学行きたいって思ったのもこの人のせい。経済学部行ったのもこの人のせい。公民好きだったのもこの人のせい。こんな理屈っぽくなったのもこの人のせい。未だに何かしら勉強してるのもこの人のせい。何か選択に迷ったとき、“やる”決断を選んでしまうのもこの人のせい。知識は武器だ、って教えてくれたのもこの人のせい。憧れの人、翔ちゃん。
やらなきゃいけないときに逃げずにちゃんとやることも、友達とバカやるときは全力でバカやる楽しさも、いつまでも大人になんかなりたくないって思うのも、『時間は現場で起きてんだ!』っていう謎の下っ端根性論を信じてしまうのも、真面目に不真面目をやる面白さも、全部、ぜんぶ、ぜーーーんぶ、5人に教えてもらった。
楽しいも悔しいも嬉しいも悲しいも切ないも幸せも、ぜんぶ。
どんなに言葉を尽くしてもこの想いは絶対に伝えきれないから、ありきたりで普遍的な言葉を贈ります。
ありがとう。大好き。
嵐。
嵐のファンでいることを私は心から幸せに思います。
嵐は誰が何と言おうと世界で一番のアイドルです。
抱きしめられないほどの幸せを、受け止めきれないほどの愛を、ありがとう。
だから私は声が枯れたって叫び続けます。
「大好き」
そして私が望むことはこれしかありません。
どうか、ずっと健康で、幸せでいてください。
ごめん。もしわがままが許されるならあと1つだけ。
ずっと5人でいてください。
2019年9月15日
一生嵐のファン より